ゼレンシキー大統領、ロシアとのガス輸送契約は署名されるだろうと発言
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、ウクライナ領を通るロシア発の欧州市場向けガス輸送の新契約について、署名されるとの見通しを表明した。
12日、ゼレンシキー大統領が1+1局番組出演時に発言した。
大統領は、「私は、高い確率で、ガス輸送契約に署名されるだろうと思っている」と発言した。
また、大統領は、12月9日のパリでのノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会談時とプーチン露大統領との2者会談時にガス問題を提起したと述べ、「私は、今、皆が契約署名の準備があると見ている。つまり、主な問題は同契約の期間である」と発言した。
大統領は、ウクライナとロシアの主張の差異について、ロシアは1年間の輸送契約締結を提案しているが、ウクライナは10年間の契約を主張していると指摘した。
同時に、大統領は、同契約は「政治的問題ではなく、完全に経済的問題だ」と発言した。
なお、現行のウクライナ領を通じたロシア発ガスの欧州への輸送契約は、2019年12月31日に失効する。このため、新しい契約締結を巡り、ウクライナ・ロシア・欧州連合(EU)の三者協議が続いている。
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