ロシア、ウクライナへの石油・石油製品の輸出を禁止=露首相
ウクルインフォルム
ロシア政府、ウクライナへの石油・石油製品の輸出を禁止する決定を下した。
18日、ロシア連邦のドミトリー・メドヴェージェフ首相が内閣会合時に発表した。露タス通信が報じた。
同首相は、「ウクライナへのロシア産石油と石油製品の輸出の禁止が確立されている」と発言した。
同首相は、特定のロシア製品のウクライナへの持ち込みは、特別許可を得た場合のみ可能となると説明し、「本年6月1日から、ウクライナへの持ち込みに個別許可が必要となる商品リストが定められている。このカテゴリーには、石炭や石油、石油製品を含むエネルギー関連製品が含まれる」と発言した。
同首相はまた、ウクライナの複数物品にかけられているロシアへの輸入・持ち込み禁止の対象物が拡大されると発表した。同首相は、「私は、本件に関する政府決議に署名した。私たちは、ロシアへの個別製品の持ち込み禁止を拡大する。本件は、ウクライナの車両製造品、軽工業品、金属加工品といった、昨年、約2億5000万ドルに達していたものが対象である」と指摘した。
なお、ウクライナ財政庁のデータによれば、ウクライナは2019年1月~3月の期間、1兆1090億ドル相当の石油製品を輸入しており、そのうち、ロシアからの輸入は、4億6000万ドル相当となっている。