独露間ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」もEUのルールにのっとり稼動=欧州議会
ウクルインフォルム
ドイツとロシアの間を繋ぐ建設中ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」をはじめ、第3国から欧州連合(EU)領内へと繋がるガス輸送システムは全て、EUのルールにのっとって稼動しなければならない。
欧州議会と欧州連合理事会がガス関連の指令(directive)の改正に関する決定に合意した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ブゼク欧州議員は、「多くの者が、この協議がうまくいかず、合意もなく、EU法が加盟国以外の国からのガス輸送路に適用されないことを願っていた。しかしながら、今回の合意により、今後の全てのEU加盟国以外の国からのパイプラインは、『ノルド・ストリーム2』を含め、EUのルールを遵守しなければいけないことになる」と説明した。
説明によれば、今回の合意は、特に、ある供給者からのガスが市場を独占することを回避することを目的とするEUエネルギー法の規範に関するものであるとのこと。
今回達した合意は、手続き上、今後、欧州議会の関連委員会が確定させ、その後、欧州議会本会議にて、関連決議の投票を経る必要があると説明された。