在イラン大使、イランの農産物市場30億ドルの可能性を指摘
ウクルインフォルム
ウクライナは、現在の地政学的状況の中で、関係者との対話を通じて、非常に重要なイラン市場を維持し、拡大しなければならない。
セルヒー・ブルディリャク在イラン・ウクライナ大使が、ウクルインフォルムへのインタビューに答えた。
ブルディリャク大使は、「私は、ウクライナはイランとの対話、そして、関係者とのイランについての対話を絶対に止めてはならないと思っています」と述べた。
また、大使は、ウクライナには同盟国があり、他の国々との関係や義務があることを指摘しつつ、同時に、イランが影響力を持つ地域の人口は約1億3000万~1億4000万人いることに注意を向けた。
「これは巨大な市場なのです。私たちは、この市場を絶対に去るべきではありません。一度去ってしまったら、戻るのは非常に難しくなります。私たちは、この市場にとどまるために行動すべきなのです」と大使は強調した。
また、大使は、ウクライナはイランとの間で多額の貿易を行っており、ウクライナ国家会計庁のデータでは、去年、貿易額は12億ドル以上に上っているし、イラン側のデータでは15億~20億だと述べている、ウクライナ側の輸出を見れば、その95%はアメリカの制裁対象ではない農産物であると指摘した。
大使は、「さらに、イランの農産物市場の潜在力は30億ドルに上ります。この数字は、イラン側が示すものであり、この額だけイラン側がウクライナの農産物を買う用意があるということです。しかし、彼らは、長期間のパートナーを求めています。なぜなら、ウクライナにとってエネルギー安全保障が重要なのと同じで、彼らにとっては食料供給の安全が重要だからです」と発言した。