ウクライナ、被占領下クリミアの飛行場の衛生写真を公開

ウクライナ、被占領下クリミアの飛行場の衛生写真を公開

ウクルインフォルム
ウクライナは、被占領下クリミアにロシア軍の航空機260機が集結しており、その内69機は今年の春に新たに投入されたものであると指摘した。

23日、欧州安保協力機構(OSCE)の安全保障協力フォーラム会合の際に、ウクライナ代表団が発表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ウクライナ代表団は、「ロシア連邦は、一時的被占領下クリミアにおいて、大量の航空機を集結させている。今日、私たちは、ロシアによるウクライナの半島の軍事化について、特に様々な種類の軍事作戦を実施する能力を持つ航空要素についてのプレゼンをしたい」と伝えた。

まずウクライナ代表団は、クリミア領内の兵器と6の飛行場についての情報が掲載された詳細な一覧表を発表した。

加えて、今年の春の軍の集結後にクリミアに投入された兵器数が増加していることを示す、クリミアの6の飛行場の比較衛星画像が紹介された。代表団は、「ロシア連邦は、様々なタイプの航空機を約260機一時的被占領下クリミアに集結させているが、その内69機は春にロシア連邦軍が軍の緊急検査を証して投入したものだ」と説明した。

そして、ロシアは、2014年の軍事侵略開始時以降、占拠したベリベク飛行場(セヴァストーポリ)に戦闘機、爆撃機、ヘリ、無人機を含む計87機の航空機を投入しているが、その内少なくとも35機は今年の春に投入されたものだと説明された。また、現在ベリベク飛行場には、戦闘機Su-27/30が46機、戦闘爆撃機Su-34が12機、爆撃機Mig-29が9機あるという。

またフヴァルジシケの航空基地には、計29機の航空機があると説明され、その中には爆撃機Su-24が13機、攻撃機Su-25が14機が含まれるとのこと。またその内、5機が今年の春に投入されたものだと説明された。

ジャンコイ基地には、計30機が配備されており、中には攻撃ヘリコプターMi-28が11機、戦闘ヘリコプターMi-24/35が8機、攻撃ヘリコプターKa-52が10機あると説明された。

カチャ軍用飛行場には、計36機の航空機があり、その内1機が今年の春、ロシア領から投入されたものだとのこと。

キロウシケ基地には、計38機が配備されているが、その内19機が今年の春に投入されたものだという。

サキ飛行場には、計48機が配備されているが、その内11機が今年の春投入されたと説明された。

OSCEウクライナ代表団は、ロシア幹部はウクライナとの国境からロシア軍を撤退させたと述べたが、春以降、国境からも被占領下クリミアからも真の撤退は確認されていないと強調した。

これに先立ち、今年の3月から4月にかけて、ロシア連邦は、ウクライナとの国境付近と占領するウクライナ領クリミアにて、兵力10万以上の軍の集結を行っていた。これを受け、ウクライナや西側諸国は懸念を表明していた。その後ロシアは、「演習が成功裏に終了した」との口実で、軍の撤退を発表。しかし、ウクライナ政権は、集結させた軍の大半は撤退されておらず、今も国境付近や被占領地に残されていると指摘している。


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