ロシア軍部隊のウクライナ国境への集結は4月末まで続く=宇国防省情報総局
ウクルインフォルム
ロシアは、ウクライナとの国境沿いと被占領下クリミアへ、16の大隊戦術群(自動車化狙撃、戦車、空挺)を移動させた。ロシア部隊の移動・集結は、4月末まで続くであろう。
ウクライナ国防省情報総局がBBCウクライナ語版の問い合わせに答える形で伝えた。
情報総局は、「ウクライナのインテリジェンスの人員と機器により、今年の3月18日から、ロシアの離れた地域からウクライナと接する地域へのロシア軍の大規模な移動方策が確認されている。現在ある情報によれば、この部隊の移動は、4月末には終わるはずである」と伝えた。
また、情報総局は、自動車化狙撃、戦車、空挺の大隊戦術群計16個が、南部軍管区、西部軍管区、中央軍管区とロシア空挺軍からウクライナとの国境沿いと一時的被占領下クリミアへと移動したと指摘した。
「基本的集結先に選ばれたのは、軍事訓練地『ポゴノヴォ』(ヴォロネジ州)、『クリンツィ』(ブリャンスク州)、『オプク』と『アンガルスキー』(どちらも一時的被占領下クリミア自治共和国)である」と伝えられた。
情報総局はまた、軍の移動は鉄道でにより行われているが、ロシアは、どの部隊が移動しているかを隠そうと試みており、そのため移動は夜間行われ、移動されている装甲車両にある識別用の記号や番号は隠されていると指摘した。同時に、情報総局は、ウクライナ国境付近に到着したロシアの部隊は全て判明していると伝えている。