露シベリアからウクライナとの国境隣接地域へ部隊移動=調査グループ
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ウクルインフォルム
ロシアの調査グループ「コンフリクト・インテリジェンス・グループ(CIT)」は、シベリアのケメロヴォ州ユルガ市に基地を持つ第74親衛自動車化狙撃旅団をウクライナ国境付近へ移動したと伝えた。
CITがウェブサイト上で発表した。
発表には、「ツイッター・ユーザーの@GirkinGirkinが、戦車T-72B3が鉄道フラットかーに載せられている動画を公開した。動画では、フラットカーの1つの番号が見えている。私たちは、gdvagonサービスにて番号を調べ、それがケメロヴォ州ユルガ市から(編集注:ウクライナとの)国境に隣接するヴォロネジ州マスロフカ駅へ向かっていることを判明させた」と書かれている。
ржд, 04.04 .2021 pic.twitter.com/SnavA7pTwZ
— IgorGirkin (@GirkinGirkin) April 4, 2021
発表時に掲載されているgdvagonのデータでは、発送者の識別ナンバー「07703609」が掲載されており、この番号を検索すると、ユルガ市に基地を持つ、第74親衛自動車化狙撃旅団の基地番号「21005」と合致するのだという。
CITは、同記事に戦車T-72B3が配備されたのは2015年だと伝えた。
なお、これに先立ち、3月30日、ルスラン・ホムチャーク・ウクライナ軍総司令官は、最高会議臨時会議にて、ロシア連邦軍大隊戦術群28個がウクライナとの国境沿いに配置されていると述べていた。