本年のドンバス地方における民間人死者18名、負傷者85名=OSCE監視団
ウクルインフォルム
欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)は、停戦違反件数の増加を報告している。
23日、ウクライナ特別監視団(SMM)がステータスレポートを公開した。
報告書には、「7月27日に停戦体制追加強化方策が発効してから16週目、停戦違反件数は増加しているものの、治安状況は相対的に平穏であり続けている。11月2日から15日にかけて、SMMは、469件の停戦違反を記録した。それ以前の2週間の違反は238件であった」と書かれている。
SMMはまた、民間人による衝突ラインの越境は引き続き制限されていると指摘している。SMMは、現在越境可能な通過検問地点はスタニツャ・ルハンシカ(ルハンシク州、歩行者専用)とノヴォトロイツィケ/オレニウカ(ドネツィク州)のみだと説明している他、これら地点でも越境する民間人の数は双方向で限定的だと伝えた。
更にSMMは、この期間、SMMに対する移動制限件数が8回あり、それら全てが非政府管理地域(編集注:被占領地)にて生じたと報告している。また、SMMの無人機は、衝突ライン上を飛行する際に双方向kら15回のシグナル障害(報告書では、ジャミングと評価)を受けたと報告した。
民間人への犠牲として、SMMは、2020年に入ってから、計103名の民間人犠牲者(死者18名、負傷者85名)を確認したと伝えている。
写真:SMM