ウクライナ政府は今後5年でNATO加盟基準に達する=副首相
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ウクルインフォルム
ドミトロー・クレーバ副首相(欧州・欧州大西洋統合担当)は、ウクライナは、今後5年間で北大西洋条約機構(NATO)の加盟に必要な基準に達すると発言した。
30日、クレーバ副首相が、オデーサにて、訪問中のストルテンベルグNATO事務総長との共同記者会見時に発言した。
クレーバ副首相は、「ウクライナは、NATO加盟という選択をしたのだ。NATOも、2008年のブカレスト・サミットの際に、ウクライナはNATOの加盟国になる、という決定を下したのだ。私たちは、この決定が履行されるということに基づき行動している。現政府は、自らの行動計画プログラムに、5年間でNATO加盟基準に合致することを明記した初めての政府なのだ」と発言した。
同副首相は、ウクライナはNATOの同僚たちとともに、今ある手段を用いつつ、一歩ずつ前進をしていると強調した。
また、同副首相は、どの世論調査も、国民の間のウクライナのNATO加盟への支持が徐々に高まっているという同じ傾向を示していることを喚起した。
副首相は、「私は、この傾向が単にロシア侵略に対するウクライナ人の自然な反応というだけではなく、意識的な決定なのだと確信している」と指摘した。
なお、30日、南部オデーサには、ヤン・ストルテンベルグNATO事務総長が訪問している。同事務総長は、NATO加盟国の艦隊4席が寄航したオデーサ港を視察した。