クチマ三者グループ宇代表、OSCE監視団団長と東部の停戦違反につき協議
ウクルインフォルム
ウクライナ・ロシア・欧州安全保障協力機構(OSCE)からなる協議フォーマット「三者コンタクト・グループ」(TCG)にて、ウクライナ代表を務めるレオニード・クチマ元大統領は、OSCEウクライナ特別監視団(SMM)のヤシャル・ハリト・チェヴィク団長と会談し、ウクライナ東部ドンバス地方の停戦が遵守されていない件について協議した他、8月21日に行われるTCG会合の準備を行なった。
16日、クチマ代表の広報官であるオリフェル氏がフェイスブック・アカウントで伝えた。発表には、両者は、ミンスク諸合意の履行状況やミンスクで開催されるTCG次期会合の準備について協議したとあり、同会合の主要な議題の一つは治安問題となると書かれている。
また、両者が、違法武装集団が停戦を遵守していないこと、特に、8月6日、ウクライナ軍人が停戦違反により亡くなったことに特別な注意を向けたとある。
また、両者は、スタニツャ・ルハンシカの橋の修理に向けた準備について協議したとのこと。
なお、8月6日、パウロピリ近郊にてロシア占領軍からの攻撃を受けて、ウクライナ軍人4名が死亡している。その際、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、独仏露の首脳に対して、ロシア側からの停戦違反につき、緊急に協議を再開することを呼びかけていた。