ウクライナ、トルコの無人戦闘攻撃機購入の契約書に署名
ウクルインフォルム
ポロシェンコ大統領は、ウクライナ軍がトルコの無人戦闘攻撃機「Bayraktar TB2」を購入する契約書に署名したことを発表した。
12日、ポロシェンコ大統領が自身のフェイスブック・アカウントで発表した。
大統領は、「エルドアン・トルコ大統領と合意したとおり、ウクライナ軍のためにトルコの無人戦闘攻撃機Bayraktar TB2購入の契約書が署名された」と書き込んだ。
また、大統領は、Bayraktar TB2は最新の無人機であり、高度技術を備えているだけでなく、装甲車、防衛地点、海上目標の破壊を可能とする高精度のミサイルを搭載可能であると説明した。
同時に、大統領は、今回の契約は国営ウクルオボロンプロム社傘下のウクルスペツエクスポルト社とトルコのBaykar Makina社の間のものであり、ウクライナとトルコの軍事技術協力拡大の一環であるとし、「ウクライナの北大西洋条約(NATO)へ向かうという戦略的路線、NATO基準と世界武器市場に適ったものである」と説明し、「今後もウクライナ軍にNATO基準に合致する最新兵器を装備させていく」と強調した。
また、本件に関して、ウクルオボロンプロム社は、公式ウェブサイトにて、Bayraktar TB2は半径150キロメートル範囲を24時間連続して飛行可能であり、搭載能力は560キログラムであると説明した上で、現在、ザポリッジャの国営イウチェンコ=プログレス社をベースにした、エンジン等を製造するウクライナ・トルコ共同無人機製造企業設立の準備が進められていることを明らかにした。
また、ウクルオボロンプロム社は、トルコの防衛企業との協力進化を進めており、アントーノフ社航空機An-188建造、ウクライナの防衛手段とトルコ産装甲車の統合、ウクライナへのデジタル通信技術の供給といったプロジェクトの実現が進められていると発表した。