ムジェンコ参謀総長:ロシアは、ウクライナとの国境近くの兵器数を増加
ウクルインフォルム
ムジェンコ参謀総長によれば、ウクライナとの国境付近におけるロシア軍の兵器の数は、著しく増加している。
3日、ムジェンコ参謀総長がICTV局の番組「言論の自由」にて発言した。
同参謀総長は、「(兵力の)展開の性格から見ると、短期間で攻撃用部隊の形成が可能であり、それらの行動対象はウクライナである。そのため、我々は、ルハンシク・ドネツィク両州という一方面だけでなく、北東、東、南の国境についても検討している」と発言した。
また、同参謀総長は、ロシア連邦の軍事演習「ヴォストーク2018」の際に、同国東部からウクライナ国境付近の基地へ戦車T-62が300両移動されたと指摘した。そして、戦車連隊2個と機械化連隊2個から構成される師団が形成されており、この師団はロシア南部ロストフ州のノヴォチェルカースクに展開する第8軍の構成に入っているとのこと。
その上で、参謀総長は、「最も興味深い点は、ルハンシク州とドネツィク州の一時的被占領地域に駐留している軍団2個が、この第8軍の本部から管理されていることである。我々は、体系的な構成を見ている」と強調した。
また、アゾフ海については、同参謀総長は、ロシアがアゾフ海上における自国船舶を「実質的に二倍に」増やしたことを指摘した。