米国、ウクライナに警備艦2隻を譲渡
引渡し式には、ペトロ・ポロシェンコ・ウクライナ大統領が参加した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ポロシェンコ大統領は、フェイスブックにて、「このアイランド型の警備艦2隻は、ウクライナとアメリカの両国国民の間の海上軍事連合の強化をさらに強めることになる」としつつ、ロシアはアゾフ海の自由を破綻させ、商業船を脅している、ロシアは陸地で抵抗にあったため、海上からの攻撃の可能性に向けて水上空間を試しているのであり、その中でのウクライナの課題はウクライナが自らの沿岸を断固として防衛するということをロシアに知らしめることである、と書き込んだ。
The first two “Island” boats will become another brick to strengthen a naval alliance between the Ukrainian and American peoples. Together with the US assistance for construction of Ukraine’s Navy Command Center in Ochakiv.
— Петро Порошенко (@poroshenko) 2018年9月27日
Russia is undermining the freedom of the seas and navigation in the Sea of Azov by cowardly hunting and bullying commercial ships. Because Russia is not giving up its plans to get a land corridor to the occupied Crimea. As maintaining of the occupation is not a cheap deal.
— Петро Порошенко (@poroshenko) 2018年9月27日
Having faced a opposition on the land, Russia is testing waters for a possible offensive from the sea. Like a hooligan at the street, Moscow makes a blow, if no reaction follows then it makes another blow.The task is to reassure Kremlin of our resolve to protect Ukraine’s shores.
— Петро Порошенко (@poroshenko) 2018年9月27日
Ці кораблі допоможуть нам захищати Україну від російської агресії. Україна сьогодні на крайньому фланзі захищає демократичний світ. Наша мета - членство в НАТО та ЄС - П pic.twitter.com/YUge2AWhcV
— Svyatoslav Tsegolko (@STsegolko) 2018年9月27日
同警護艦のウクライナ海軍への引渡し手続きには、4年かかっていた。このように長い時間がかかった理由は、官僚的手続きのせいとウクライナ国内法の変更が必要であったからであった。
以前、ヴァシーリ・ラドチューク・ウクライナ海軍司令部造船局長は、マスメディアに対して、アイランド型カッターは、黒海とアゾフ海での巡視を14日間連続で無制限に実行することを可能とするものであると述べていた。
加えて、この警護艦は、非常に経済的であると同時に時速約55キロの速度が出る。また追加的装備を設置することも可能であり、米国製に限らずウクライナ製のものも設置できる。とりわけ、ウクライナの砲撃システムの設置が予定されており、またアメリカのシステムによる通信・ナビゲーション機材も取り付けられる。
予定では、これらの警護艦がウクライナに到着するのは、来年8、9月。乾ドックにより大西洋の横断が行われる。同時に、ウクライナ側の乗員は、訓練を受けねばならず、またカッター操縦の資格を得なければならない。訓練はアメリカで行われる。
これらカッターは、無償で譲渡される。ウクライナ側は、準備、乗員の訓練、ウクライナへの移動、保証義務の支払いを行っていく。
写真:ヤロスラウ・ドウホポル