米国、ウクライナに警備艦2隻を譲渡

米国、ウクライナに警備艦2隻を譲渡

ウクルインフォルム
27日、アメリカ・メリーランド州ボルチモア市の米沿岸警備隊基地において、アイランド型カッター(警備艦)のウクライナへの引渡し式が開催された。

引渡し式には、ペトロ・ポロシェンコ・ウクライナ大統領が参加した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ポロシェンコ大統領は、フェイスブックにて、「このアイランド型の警備艦2隻は、ウクライナとアメリカの両国国民の間の海上軍事連合の強化をさらに強めることになる」としつつ、ロシアはアゾフ海の自由を破綻させ、商業船を脅している、ロシアは陸地で抵抗にあったため、海上からの攻撃の可能性に向けて水上空間を試しているのであり、その中でのウクライナの課題はウクライナが自らの沿岸を断固として防衛するということをロシアに知らしめることである、と書き込んだ。

同警護艦のウクライナ海軍への引渡し手続きには、4年かかっていた。このように長い時間がかかった理由は、官僚的手続きのせいとウクライナ国内法の変更が必要であったからであった。

以前、ヴァシーリ・ラドチューク・ウクライナ海軍司令部造船局長は、マスメディアに対して、アイランド型カッターは、黒海とアゾフ海での巡視を14日間連続で無制限に実行することを可能とするものであると述べていた。

加えて、この警護艦は、非常に経済的であると同時に時速約55キロの速度が出る。また追加的装備を設置することも可能であり、米国製に限らずウクライナ製のものも設置できる。とりわけ、ウクライナの砲撃システムの設置が予定されており、またアメリカのシステムによる通信・ナビゲーション機材も取り付けられる。

これら警護艦は、オデーサに配備される予定。

予定では、これらの警護艦がウクライナに到着するのは、来年8、9月。乾ドックにより大西洋の横断が行われる。同時に、ウクライナ側の乗員は、訓練を受けねばならず、またカッター操縦の資格を得なければならない。訓練はアメリカで行われる。

これらカッターは、無償で譲渡される。ウクライナ側は、準備、乗員の訓練、ウクライナへの移動、保証義務の支払いを行っていく。

写真:ヤロスラウ・ドウホポル


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