フーグSMM副団長、10月退任へ
ウクルインフォルム
アレクサンダー・フーグ欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)副団長の任期は、10月31日に終了する。
フーグSMM副団長がロシアのコメルサント誌への26日付インタビューで述べた。
フーグ副団長は、「OSCEは、キャリアを積む機関ではなく、同機関で10年以上勤務することはできません。私はこの制限に達したため、自らの職を離れます」と述べた。
また、同副団長は、「SMMが行ってきた業務は、ドンバス地方の紛争当事者双方が、ミンスク諸合意により自らが誓った基本的な約束さえ履行していないことを示しています」として、遺憾を表明した。
この点につき、フーグ副団長は、SMMはウクライナ東部の紛争を抑制することができたと指摘しつつ、同時に、同地域の治安状況は政治意志があれば安定化できると考えているが、現時点ではこの政治意志が存在しないのだと説明した。