オランダ検察、マレーシア航空機撃墜事件容疑者4名を起訴

オランダ検察、マレーシア航空機撃墜事件容疑者4名を起訴

ウクルインフォルム
オランダ検察は、2014年7月の被占領下ドンバス地方におけるマレーシア航空機撃墜事件の容疑者4名を起訴した上で、捜査のための出頭を求めている。

3日、オランダ検察のブレフト・ヴァン・デ・モスデイク広報官がウクルインフォルムのハーグ特派員に伝えた。

同氏は、「オランダ検察は、裁判時に全ての当事者に対して十分な注意が向けられることが非常に重要だと考えており、そのため、2020年3月9日に全ての容疑者、あるいは、もしかしたら彼らの弁護士が出廷することを期待している」と発言した。

なお、ウクルインフォルムは、関係者からの情報により、オレグ・プラートフ氏(ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)元特別部隊所属)が、裁判に参加する意思を示しており、裁判ではオランダの弁護士企業が同氏を弁護する予定だとの情報を得た。

同時に、露タス通信は、プラートフ氏を弁護するのは、オランダの弁護士2名と、ロシアの弁護士1名だとする、弁護士エレーナ・クチーナ氏の発言を伝えている

なお、2019年6月、マレーシア航空機MH17撃墜事件の捜査を行う国際共同捜査チーム(JIT)は、同撃墜に関与した容疑者4名を公表しており、オレグ・プラートフ氏(露国籍)はその内の1人。JITは、プラートフ氏につき、地対空ミサイル・システム「ブーク」の移送に関与し、航空機の撃墜した地域の警備を担当した容疑を発表していた

MH17撃墜事件の裁判は、2020年3月9日に始まる。

マレーシア航空機撃墜事件とは、2014年7月17日、アムステルダムからクアラルンプールへ向かっていたマレーシア航空機MH17がウクライナ東部ドンバス地方上空で武装集団により撃墜され、乗客・乗員合計298名全員が死亡した事件をいう。

2016年9月、国際共同捜査チーム(JIT)は、同事件の技術捜査の結果として、同航空機が、親露武装集団支配地域から地対空ミサイルシステム「ブーク」により発射された弾頭「9M38」により撃墜されたことを判明させていた。

同時に、民間調査グループ「ベリングキャット」は、MH17を撃墜した「ブーク」がロシア軍第53対空旅団発のものであることを判明させていた。ベリングキャットは、ソーシャル・メディアとオープンソース情報の独自の分析を通じて、MH17撃墜に関与した20名のロシア軍人を特定させた報告書を発表した。これら軍人の名前が写真付きで示されているこの報告書は、オランダの検察に渡されている。

2018年5月24日には、JITは、MH17を撃墜したロシアのミサイルの破片を公開しつつ、ミサイルがロシアのクルスクを拠点とするロシア軍第53対空ミサイル旅団に属するものであることが判明したと発表した。


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