モルドバとの国境検問地点にて、偽「ソ連ナンバー」乗用車運転の外国人拘束
ウクルインフォルム
モルドバとの国境検問地点「クチュルハン」にて、BMW社乗用車に乗った外国籍の男性が国境越境を試みた際、ウクライナ国境警備隊隊員が同車ナンバープレートにソ連を記すマークが入っており、また車体にもソ連のシンボルのシールが貼られていることに気がついた。
2日、国境警備庁広報室が伝えた。
発表には、「治安機関が調べたところ、1990年製乗用車のナンバープレートは自作の物であり、検問に出された身分証明書は正規のものではなかった。更に、このソ連礼賛男性の車体には、示威的な形でソ連のシンボルのシールが貼られていた。その後、この外国籍男性車両の車内調査の際に、車両の正式な証明書が発見された」と書かれている。
国境警備庁は、刑法典第436条1項「共産主義・国家社会主義(ナチズム)の象徴の作成・拡散及び共産主義・国家社会主義全体主義体制のプロパガンダ」及び第358条「文書・印鑑・スタンプ・用紙の偽造、偽造文書・印鑑・スタンプの売却・使用」に定められる犯罪の兆候が見られたことから、関連の治安機関へ通報し、男性の車両は押収され、国家警察に引き渡されたと伝えた。