反汚職裁、元国会議員の汚職犯罪容疑者に保釈金75万フリヴニャ設定
ウクルインフォルム
高等反汚職裁判所は21日、当時住居手当を不法に73万8000フリヴニャ受け取っていた疑いのある元最高会議(国会)議員の容疑者に対し、未決囚予防措置として75万フリヴニャの保釈金を設定した。
同日、ウクライナ司法公式ウェブサイトが発表した。
発表には、「12月21日、高等反汚職裁判所第一審予審判事は、国家汚職対策局(NABU)捜査官の主張を認め、元産業政策相・第8最高会議元議員の未決囚予防措置として75万フリヴニャの保釈金を設定した」と書かれている。
裁判所はまた、容疑者に対して、住居・職務地変更をNABU捜査官に報告すること、同案件に関して証言者との対話を控えること、NABUに国外渡航用旅券及びその他国外渡航を可能とする身分証明書を提出することを義務付けたことを発表した。
これに先立ち、12月17日、NABUは、議員当時に国費から住居手当を不当に73万8000フリヴニャ受け取っていた容疑のある元産業政策相・第8最高会議元議員に対して容疑を伝達したと発表していた。NABUによると、同容疑者は、自身の住居をキーウ(キエフ)市内に有していたが、その事実を隠蔽して、住居手当を受け取っていたとのこと。
なお、ウクルインフォルムが入手した情報では、同人物は、野党ブロック党会派(当時)最高会議議員で、元産業政策相のドミトロー・コレスニコウ氏。