マリウポリにて武装集団戦闘員が銃殺
ウクルインフォルム
16日、東部マリウポリ市にて、武装集団「DPR」に参加し、捜査対象となっていたロマン・ジュマイェウ氏が自宅にて何者かに銃殺された。
地方ニュースサイト0629が関係者発言をもとに報じた。
報道には、「9月16日、マリウポリ市リヴォベレジュニー地区戦士・解放者通りにて、『DPR』の戦闘員ロマン・ジュマイェウ氏が銃殺された。不明の人物がジュマイェウ氏のアパートの呼び出しベルを鳴らし、同氏の顔面に向けて発砲した。医療班によれば、遺体には複数の弾痕が見つかったとのこと。同氏は、救急車の到着前に死亡した」と書かれている。
写真:0629
警察は、捜査班が現場に到着して捜査を行っていると伝えた。
ロマン・ジュマイェウ氏は、マリウポリ出身のプログラマー。28歳。2014年までは、キーウ(キエフ)で働いていたが、東部紛争発生後にドネツィクに引っ越し、武装集団「DPR」に参加。ジュマイェウ氏は、ドネツィク空港やデバリツェヴェの襲撃戦に参加している。2015年夏、ロシア経由でベラルーシへ移動し、報道によれば、同国でマネージャーとして働いていたとのこと。その後、2016年にロシアへ引っ越している。
2017年9月、同氏は、ウクライナ政府管理地域の親族に会うために、マルインカ検問地点を越えようとしたところをウクライナ治安機関職員に拘束されている。
ジュマイェウ氏は、テロリズム容疑がかけられ、裁判が続いていた。ジョウトネーヴィー地区裁判所は、2019年8月、同氏の未決囚予防措置を自宅拘禁に変更していた。