オーストリア司法相、宇大富豪フィルタシュ氏の米国への引き渡しを承認

オーストリア司法相、宇大富豪フィルタシュ氏の米国への引き渡しを承認

ウクルインフォルム
オーストリアのクレメンス・ヤブロネル司法相は、米国が求めているウクライナ人の大富豪(オリガルヒ)であるドミトロー・フィルタシュ氏の引き渡しを承認した。

16日朝、オーストリアのラジオ「Österreich 1」が報じた。ウクルインフォルムのオーストリア特派員が伝えた。

同時に、フィルタシュ氏の弁護士が引き渡しに関する決定の見直しを要請したことにより、引き渡し時期はしばらく先送りされることになっている。

Österreich 1の報道では、今回引き渡しを承認したオーストリア司法相は、15日朝に今回の決定文書を弁護士団に渡し、同日午後に弁護士団がウィーン土地裁判所に本件見直しを要請したことから、引き渡し手続きが停止した。裁判所の判決が出た後に、フィルタシュ氏の米国への引き渡しプロセスが再開することになる。

これに先立ち、6月末、オーストリア最高裁判所の裁判官団がフィルタシュ氏の米国への引き渡しを支持していた

グループDF社の所有者であるドミトロー・フィルタシュ氏は、2014年3月12日に、米国司法省の要請を受けたオーストリア治安機関によりウィーンで拘束されていた。米国司法省は、フィルタシュ氏がインド政権の高官に対し、インド国内のチタンの原材料採掘のための許可を得るために賄賂を渡した容疑をかけていた。フィルタシュ氏の企業が製造予定であった製品は、米国のシカゴを本拠地とするボーイング社に売却される予定であった。

フィルタシュ氏のオーストリアから米国への引き渡し手続きは約5年間続いていたことになる。

なお、同日、米国の法律家であるジン・バード氏の「アメリカの声」通信へのインタビューにおいて、フィルタシュ氏は80年強の実刑判決を受ける可能性があると述べた。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-