【更新】5歳男児殺害事件:裁判所、容疑者2名に逮捕判決 キーウ州警察長官辞任
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
チェレドニチェンコ裁判官は、キーウ州検察の要求を完全に認める形で、イヴァン・プリホジコ容疑者とヴォロディーミル・ペトロヴェツ容疑者に関し、「60日間、保釈金支払い可能性を除外しつつ、拘置所で拘束する形態の予防措置を選択する」と発表した。容疑者の弁護側は、自宅拘禁の形態の措置を求めていた。
また、これに先立ち、3日、ドミトロー・ツェノウ・キーウ州国家警察総局長官が、今回の事件に関して辞任することが発表されていた。
同日、セルヒー・クニャジェウ国家警察長官が、同日夜、記者会見中に発表していた。同長官は、「大臣と調整し、ツェノウ将軍の呼びかけを考慮した上で、私が決定した」と発言していた。
3日、キーウ(キエフ)州にて、警察官の発砲が原因と疑われる怪我を負っていた5歳の男児が、病院内で死亡した。
同少年は、5月31日、ペレヤスラウ=フメリニツィカ中央地区病院の集中治療室へ搬送されていた。頭部を負傷し、脳損傷等が確認されていた。
警察は、本件につき、「5月31日午後4時ごろ、4名の児童が自宅周辺で遊んでいたところ、その内の1名、5歳の男児が、不注意からアスファルトと石の上に倒れ、頭部を損傷した」と発表していた。
しかし、その後、国家捜査局広報室は、医療機関従事者が緊急治療を施したところによれば、同少年の頭部には、銃による怪我があることが判明したと発表した。
警察は、その後、捜査班の活動により、事故状況がわかり、更なる証拠品が判明したとし、それによれば、少年の頭部の怪我は偶然の発砲によるものであることを示す可能性がある、と発表した。
そして、同男児に負傷させた容疑をかけられたペレヤスラウ=フメリニツィキーの2名が拘束された。両名とも、警察官であり、事件発生時は勤務外であり、アルコールにより酩酊していたとのこと。