トランプ米大統領元選対本部長のマナフォート氏、2016年にウクライナ和平計画を議論
8日、弁護士チームが公開した修正済み裁判文書に書かれている。複数箇所が黒く塗りつぶされているが、コンピューター上でコピーして別の文書ファイル等に貼り付ければ(ペーストすれば)、黒塗り箇所のテキストを読むことができる。
この裁判文書には、「政府は、マナフォート被告がキリムニク氏と面会し協力したかとの問いに対する同被告の最初の返答は、検察と特別検察事務所の捜査官に対する嘘であったと結論づけている。…文書提示後、マナフォート被告は、キリムニク氏とウクライナの和平計画について複数回議論した、ないし議論した可能性があることにつき『認めた』」と書かれている。
同時に、マナフォート被告がマドリード滞在中、キリムニク氏も同市に滞在していたことを同被告に伝えたら、同被告は面会の事実を認めたという。
なお、同文書の当該箇所は、英語で以下のように書かれている。
"The Government concludes from this that Mr. Manafort’s initial responses to inquiries about his meetings and interactions with Mr. Kilimnik were lies to the OSC attorneys and investigators. (See, e.g., Doc. 460 at 5 (After being shown documents, Mr. Manafort “conceded” that he discussed or may have discussed a Ukraine peace plan with Mr. Kilimnik on more than one occasion); id. at 6 (After being told that Mr. Kilimnik had traveled to Madrid on the same day that Mr. Manafort was in Madrid, Mr. Manafort “acknowledged” that he and Mr. Kilimnik met while they were both in Madrid)).
これまでの報道では、昨年12月、裁判文書にて、ポール・マナフォート被告が、捜査開始後、少なくとも5つの重要局面で、モラー米特別検察官に対して嘘をついていたことが判明していた。マナフォート被告が、ロシアの情報機関とつながりのあるキリムニク氏との関係を隠そうとしていたこともわかっている。他方で、同氏とのつながりに関する詳細は、これまで明らかになっていなかった。