OSCE調整官:ドンバス地方一部地域の約50名受刑者、宇政府管理地域移動を希望

ウクライナ東部ドンバス地方での武力紛争が開始する以前に有罪判決を受け、現在ドネツィク・ルハンシク両州一部地域(ORDLO)で勾留されている人物のうち、約50名がウクライナ政府のコントロールする地域で刑を継続したいと述べている。

13日、トニー・フリッシュ欧州安全保障協力機構(OSCE)調整官がブリーフィング時に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

フリッシュOSCE調整官は、「このような人が多くいることは聞いていた。つまり、政府管理地域への移動を希望している人たちのことである。少なくとも、私は50の事例を知っている。私は、ORDLO(編集注:実質的に武装集団を意味する)側からの最初の重要な行動が行われたら、このように望む人は増えるだろうと思う。ドネツィク州一部地域(ORDO)からは私に対して、彼らを移動させる準備があるとの発言があった」と説明した。

また、同調整官は、受刑者の移動は2015年から行われており、今日までに200名近くの移動が実現されていると発言した。

これまでにウクルインフォルムが報じたところでは、9月8日、フリッシュOSCE調整官が被占領下ドンバスを訪問し、ウクライナ国民捕虜との面会を試みることになっていた。同調整官は、被占領地下ドンバス地方訪問時に、武装集団の捕虜となっているウクライナ国民15名と面会したと発表している。