ウクライナの東京オリンピック・メダリスト

ウクライナの選手たちは、東京オリンピックでメダルを19個獲得した。

東京オリンピック2020が終わった。ウクライナ勢の獲得したメダルの総数は19個(金メダル1個、銀メダル6個、銅メダル12個)。これは、2016年のリオ・オリンピックの結果を超えているが、金メダル数は過去最低となった。ウクルインフォルムが、東京オリンピックのウクライナのメダリストたち全員を紹介する。


ジャン・ベレニューク 金(レスリング男子グレコローマンスタイル87キロ級)

私たちは、リオ・オリンピックの時点で彼の勝利を期待していた。だから、東京での勝利は理に適った結果だ。決勝戦で当たったのは、彼が一度も負けたことのない相手だった。

ミハイロ・ロマンチューク 銀と銅(水泳男子1500m、800m自由形)

私たちは、ロマンチュークから優勝を期待していた。彼は、予選でオリンピックの記録を更新していたからだ。残念ながら、決勝では、ロマンチュークは米国のフィンケに負け、優勝をパリに先延ばしした。

パルヴィズ・ナシボウ 銀(レスリング男子グレコローマンスタイル67キロ級)

グレコローマンスタイルの若い戦士のメダルは、嬉しい誤算だった。彼は決勝戦まで上り詰めたところで敗北した。

アンジェリカ・テルリューハ 銀(空手女子55キロ級)

ウクライナ空手代表は、メダル獲得を宣言していた。結果、テルリューハが決勝戦まで上り詰め、敗北こそすれど、銀メダルを獲得した。

リュドミラ・ルザン、アナスタシヤ・チェトヴェリコヴァ 銀(カヌー女子カナディアンペア500メートル)

ルザン・チェトヴェリコヴァ・ペアは、欧州チャンピオンとしてオリンピックに出場した。大会で二人は実力を示し、パリでの金メダル獲得の準備があることを示した。

オレクサンドル・ヒジニャク 銀(ボクシング男子ミドル級)

ヒジニャクからは金メダルが期待されていた。最強アマチュア・ボクサーの一人である彼は、決勝に進んだが、戦術面の柔軟さに欠け、勝利を逃した。ヒジニャクは試合の流れを支配していたが、重要局面でノックアウトを食らってしまった。

オレーナ・スタリコヴァ 銀(自転車女子スプリント)

スタリコヴァは、世界選手権や欧州選手権で活躍していた選手だ。彼女は、世界最高峰の選手と互角に闘い、自らのレベルを見せつけることができた。決勝での敗北は残念だ。

ダルヤ・ビロディド 銅(柔道女子48キロ級)

女子柔道界の最高の選手の一人として知られる彼女からは、誰もが金メダルを待望していた。さらには、皆、彼女の野心、性格を知っていたし、彼女自身が金メダルのみを望んでいたことはわかっていた。ビロディドは、準決勝でライバルの渡名喜風南に敗れた。その後、幸いにも彼女は、持ち直し、3位決定戦に勝ち、銅メダルを獲得した。パリでの金を待とう。

イーホル・レイズリン 銅(フェンシング男子エペ)

彼は、36歳でのオリンピックデビューとなった。これまで彼の成績は特段私たちの目を引くことはなかったし、東京では、彼は「なかなか闘えた」とのことだった。銅メダル獲得という、素晴らしいデビューである。

オレーナ・コステヴィチ、オレフ・オメリチューク 銅(混合10mエアピストル団体)

オレーナ・コステヴィチは、ウクライナ・エアピストル界の伝説である。オリンピック・チャンピオンである彼女からはメダルが待望されていたた。オレフ・オメリチュークとの団体戦で、3位となることができた。その他の選手の結果が芳しくなかっただけに、良い結果である。

エリーナ・スヴィトリナ 銅(テニス女子シングルス)

スヴィトリナは、世界ランキング6位の選手であり、私たちはメダルを期待していた。14時間、3試合という、日本の侍並の闘いを実践し、彼女は強さを証明した。

アラ・チェルカソヴァ 銅(レスリング女子68キロ級)

レスリングは、ウクライナにとってメダル獲得の希望のできる種目の一つである。チェルカソヴァは、自信を持って試合に挑んでいたが、準決勝で負けてしまった。しかし、3位決定戦では、息子とファンのためにメダルを獲得した。

イリーナ・コリャデンコ 銅(レスリング女子62キロ級)

そして、レスリング女子のもう一人の代表であるコリャデンコも、素晴らしい試合を展開した。準決勝でこそ敗退したが、3位決定戦で勝利、銅メダルを獲得した。

マルタ・フェディナ、アナスタシヤ・サウチューク 銅(アーティスティックスイミング・デュエット)

アーティスティックスイミングのウクライナ女子代表は、欧州選手権で優勝している。記者会見では、彼女たちは金メダルの獲得に向けた抱負を述べていた。二人は銅メダルを獲得。金と銀は、同種目で最強として知られる中国とROCの代表だった。

リュドミラ・ルザン 銅(カヌー・スプリント 女子カナディアンシングル200メートル)

ルザンは、欧州のチャンピオンである。メダルを期待されていた彼女は見事銅メダルを獲得。彼女の特訓で傷付いた手の写真は、ネットで話題となった。

スタニスラウ・ホルーナ 銅(空手男子組手75キロ級)

欧州選手権で優勝したホルーナは、オリンピックに向けた準備ができていると述べていた。私たちは、彼を信じていた。世界最高峰の空手家が決勝に向けて進む中、ホルーナは、準決勝で敗退してしまった。銅は、良い結果だが、しかし彼はさらに上へ行けたであろう。

アーティスティックスイミング団体 銅

デュエット同様、団体戦でもウクライナのアーティスティックスイミング勢はメダルが期待され、彼らはその期待に応えてみせた。上位2チームには、ROCと中国。3位という結果は、誇れるものだ。

ヤロスラヴァ・マフチフ 銅(陸上女子走り高跳び)

マフチフは、世界の走り高跳びの最高の選手の一人だ。彼女には、世界記録や最高峰の大会での優勝の成績がある。私たちは金メダルを期待していたが、しかし、それは実現しなかった。19歳の彼女は、2.04メートルが越えられなかった。若いマフチフは、パリへ向かう。

写真:ウクライナ国家オリンピック委員会、Getty Images