歴史:セルヒー・ブブカ、30年前のソウル・オリンピックで金メダル獲得

1988年9月28日、ソウル(韓国)で開催されたオリンピックにおいて、ウクライナ人のセルヒー・ブブカ選手が棒高跳びで5.90メートルを跳び、金メダルを獲得した。

28日、ウクライナ国家オリンピック委員会は、ブブカ選手が現役時代に世界チャンピオンに10回なっており、欧州チャンピオンのタイトルを獲得、世界選手権では世界記録を35回更新したことを喚起した。

同発表には、「セルヒー・ブブカ選手の1994年の屋外の記録6.14メートルは、現在まで破られていない。ウクライナのアスリートであるブブカ選手の世界記録更新回数は、ギネスブックに掲載されている。ブブカ選手には、スポーツ上の達成、国際スポーツ界での我が国の権威向上への貢献を称え、ウクライナ・スポーツ界では初めて、ウクライナの英雄の称号が与えられている」と指摘された。

ブブカ選手は、現役を終えたあと、スポーツ・マネージャーとして成功を収めている。現在、ブブカ選手は、国際オリンピック委員会で、運営委員のポストについているほか、国際陸上競技連盟(IAAF)の第一副代表でもある。2005年からは、ウクライナ国家オリンピック委員会の委員長も務めている。