ウクライナ汚職捜査機関、保安庁職員からの追跡に言及

ウクライナの政権高官の汚職犯罪の捜査に特化した機関「国家汚職対策局(NABU)」のクリヴォノス局長は10日、同局は、ウクライナ保安庁(SBU)側によるNABU職員の行動を記録する行為を記録していると発言した。

クリヴォノスNABU局長が2026年上半期の活動報告の際に言及した

クリヴォノス氏は、NABUは他の法執行機関、最高会議(国会)議員、大統領府のいずれとも対立はないと述べつつも、しかし、NABUと特別汚職対策検察(SAP)の職員に対する違法な行為は記録していると述べた。

クリヴォノス氏は、「私たちが関連機器を設置し、捜査行動を実施する際、私たちは厳格に法律に従い、裁判所の決定に基づいて行動している。このケースで私たちの同僚(編集注:SBU職員)は同様に行動しているのだろうか? 私には大きな疑問がある。これは単発の事例ではなく、私たちの資料・情報の保護の問題もあるため、単に全てを話したり、全てを公表したりしているわけではない。例えば、NABUの活動に関連する何らかの課題を当時遂行していた私たちの職員に対する追跡を特定した場合、私たちは当然ながらその事実を公表しない。しかし、その事実はあったのだ。それも最近、文字通り2週間前のことであった」と発言した。

同氏はまた、NABU職員に対するあり得る違法な活動についての捜査は、現行の法令の範囲内で行われる場合は、行われ得ると強調した。同時に同氏は、盗聴や追跡といった事柄は、NABU職員が誰と会っているのか、何を捜査しているのか、どのような捜査行動を計画しているのかを知ることを目的としているものだと指摘した。

そして同氏は、「私は、確信をもって、その活動が恒常的に行われていると言える。裁判決定登録は常時モニタリングされており、各種登録、『安全な都市』、私たちの車がどこへ行っているか、私たちの捜査官の移動は常時モニタリングされている」と発言した。

同記者会見時、クリメンコSAP長は、汚職対策機関は職員に対する追跡に関して他の法執行機関へ関連の要請を送付したが、それに対する回答は現時点まで行われていないと指摘した。