神戸学院大学が「ウクライナ研究連合」に参加=ゼレンシカ宇大統領夫人

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日本の神戸学院大学が日本の大学としては初めて「ウクライナ研究連合」への参加校になることが発表された。

6日、ウクライナのオレーナ・ゼレンシカ大統領夫人がテレグラム・チャンネルで報告した

ゼレンシカ氏は、「今日、神戸学院大学の備酒伸彦学長、アンドリー・シビハ宇外相、オリハ・ブドニク教育・科学・スポーツ支援大統領基金代表と一緒に、インド太平洋地域でウクライナのことが学ばれるようにするさらなる一歩を行う。神戸学院大学が日本で初めて、ウクライナ研究連合に参加するのだ」と書き込んだ。

また同氏は、ウクライナの歴史、文化、言語を世界の主要大学で学べるようにするウクライナの国家イニシアティブは戦略的に重要だとし、なぜなら侵略国ロシアは長年ウクライナをロシアの文脈に縛り付け、今も世界でその歪んだ見方を広め続けているからだと強調した。

同氏はそして、「今、自分の大地を守る際には、私たちについての客観的事実も守らねばならない。参加してくれている全ての人に感謝している。今年だけで、ウクライナ研究連合には、フィンランド、南アフリカ、チェコ、オーストリア、カナダ、エストニア、韓国、イタリアから14の高等教育機関が参加した。合計で全世界の70以上の大学がこのイニシアティブに加わることの希望を表明している」と伝えた。

また、神戸学院大学も7日、同連合への参加を報告した

報告によれば、ゼレンシカ夫人は、「ウクライナの学生に無料で勉強の機会を与えてもらっていることは有難く、同世界連合への加盟はウクライナの研究者にとっても貴重な経験となる」と述べたという。

また、同席したシビハ外相は、「日本の大学でウクライナ研究をしていただくことは私たちにとって極めて重要なことだ。これまでウクライナの歴史の教科書は他の国の著者によって書かれてきたが、ウクライナの立場から考える必要がある。また、今回訪れた関西でウクライナの存在感を高めることが必要だと感じた」と述べたとある。

写真:ゼレンシカ大統領夫人(テレグラム)