ゼレンシキー宇大統領、ウクライナ国民に年末年始は空襲警報に従うよう呼びかけ

ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、自国民に対して、年末年始のクリスマスや正月が続く祝日では、空襲警報に従い、充電をしたり暖を取ったりすることのできる「不屈ポイント」がどこにあるかを把握しておくように呼びかけた。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した

ゼレンシキー氏は、「今年も残るはあと数日だ。私たちは、敵がこの時期を私たちにとって暗く苦しいものとしようとしていることに意識的であるべきだ。お願いだから、この数日、空襲警報に従ってくれ。もう一度、最寄りの不屈ポイントがどこにあるか、探して、覚えておいて欲しい。必要なら、親にも、どのように不屈ポイントを見つけるのかを教えてあげて欲しい」と発言した。

また同氏は、12月25日はクリスマスだとし、「今日は何百万人もの人がグレゴリオ暦でクリスマスを祝っている。私はもう一度、今、この日々にお祝いをしている人を祝福する。そして、私たちがあなたたちとともに今一度、私たちが生きることができるようあらゆることをしている人たち皆に、ともに感謝したい。自らの生活を自分の国で行えるようにしてくれている人たちにだ」と強調した。

なお、ウクライナでは、12月25日と1月7日がクリスマスとして国家の祝日に定められている。

写真:大統領府