クリミアでロシア占領政権が先住民自宅を家宅捜索 2名を連行

2014年からロシアに占領されているウクライナ領クリミアにて19日、占領政権当局がジャンコイ地区の先住民のクリミア・タタール系住民の自宅に家宅捜索を行い、住民2名を連行した。

市民記者団体「クリミアの連帯」がフェイスブック・アカウントで報告した

家宅捜索は、ジャンコイ地区メドヴェジウカ村で行われたという。

発表には、「現時点では、アハイェフ3兄弟の建物で家宅捜索が行われたことがわかっている。2名の兄弟、エルネストとマルレンは、家から不明の方角へ連れ去られた」と書かれている。

マルレン・アハイェフ氏には5名の子供が、エルネスト・アハイェフ氏には2名の子供がいるという。

3人目のアメト・アハイェフ氏は、自身のところに警察職員が来たが、彼の家の所有者の名義が兄弟のエルネストとマルレンとなっているからだろうと伝えた。

その他、エルネスト・アハイェフ氏の配偶者、エスマ氏は、「約7時頃にやってきて、扉を叩いた。夫が外に出ると、私たちは電話を提出するよう言われた。彼らは私たちの電話を奪い、私たちが誰に電話をしていたが、誰が私たちの家に住んでいるかなどと質問した。(中略)彼らはノートパソコン、身分証明書、電話も奪った。彼らは、それら全てが調査のために必要だと述べた。それ以上は何も言わなかった」と報告した。

写真:クリミアの連帯