クリミアで拘束されている政治囚110名=人権保護団体

市民団体「クリミア人権保護グループ」は、現在一時的被占領下クリミアにてロシア占領政権に拘束されている政治囚110名のリストを公開した。

クリミア人権保護グループがフェイスブック・アカウントにてリストを公開した

発表には、「2020年10月末時点で、クリミアでは、少なくとも110名の人物が政治的動機あるいは宗教的刑事迫害にて拘束されている」と書かれている。

政治囚リストは、拘束時期・動機により20のグループに分類されている。

その内、最も数が多い「捜査・裁判」は、クリミア在住イスラム教徒を「イスラム解放党」に関わったとして拘束しているもの(通称「イスラム解放党案件」)であり、被拘束者は11グループ。このグループの内、拘束者が最大のものは25名の拘束者が出ている「第2シンフェローポリ・グループ」となっている。

その他、「チェレビジハン記念クリミア・タタール大隊案件」にて拘束された人物が7名、「エホバの証人案件」が6名、また映画監督センツォフ氏関連グループにてオレクシー・チョールニー氏が引き続き拘束されている。

その他、「マイダン参加」「クリミアのウクライナへの返還呼びかけ」といった案件にて拘束されている人物も掲載されている。