ベラルーシ当局に殺害された市民の追悼イベントが各地で開催

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ベラルーシでは13日、ミンスク、マヒリョウ、フロドナ、ホメリなどの都市で、前日暴力の結果死亡したロマン・ボンダレンコ氏の追悼イベントが開催されている。

ニュースサイト「オンライナー」が報じた

多くの都市では、ボンダレンコ氏の肖像写真の置かれた場所に人々が花を持ち寄っている。正午には、全国で黙祷が捧げられた。

ベラルーシの殺害されたボンダレンコ氏の追悼イベントの様子 写真:TUT.by

また同日、ベラルーシのブレスト市にて、追悼イベントに参加者していた市民7名が当局に拘束された。ベラルーシのニュースサイト「ナヴィニー」が報じた

人権保護活動家のウラジーミル・ヴェリチキン氏は、「12時20分頃、治安機関職員は、集会参加者を拘束し始めた」とし、複数地点で計7名が拘束されたと伝えた。

なお、ボンダレンコ氏は、11日のミンスクにおける反政権デモに参加した際に覆面をした身元不明の人物にさらわれ、その数時間後に重傷を負った姿で発見。病院に搬送されるもの12日に死亡している。

なお。ベラルーシでは、8月9日の大統領選挙にて、アレクサンドル・ルカシェンコ氏が勝利したという公式結果に対し、結果は捏造であるとして反対する国民により大規模な抗議運動が続いている。政権は、抗議者に対して、激しい弾圧を行なっている。