教育省、9月の学校年度開始に向け、学校向けの感染予防用勧告を発表

教育・科学省は、9月1日からの学校年度の開始に向け、社会的距離の維持(ソーシャル・ディスタンシング)、衛生ルールの遵守、遠隔授業の実施などの教育機関向け勧告を発表した。

5日、教育・科学省が勧告リストを公開した

発表には、「保健省と世界保健機関(WHO)の勧告に従い、機関での教育プロセスの際は、社会的距離の原則と衛生ルールを守り、個人防護品を使い、集団を避けなければならない」と書かれている。

学校側には、以下のことが勧告されている。

・学校への消毒液、洗剤、個人防護品の配備。

・手洗い、使用済みマスク・手袋廃棄のための場を用意。

・社会的距離、集団回避のための条件創設。

とりわけ、社会的距離の条件創設のためには、次のことが勧告されている。

・建物の複数の入り口を開放。

・机の間の距離を拡大。

・廊下の移動を組織するために廊下に目印をつける。

・生徒の学年に応じた利用可能空間を分離。

・学習に必要な場合に、体育館、レクレーション室、廊下といった広い空間を利用。

・好天の日の屋外での授業実施。

・学年に応じて、フレキシブルな授業時間割を作成。

その他、生徒同士が物理的接触を最小化できるような活動の選択、例えば、コミュニケーションを必要とする練習数の減少などが勧告されている。

また、教育・科学省は、学校年度のフレキシブルな体制を施工することを学校側に勧告し、長期休暇の時期や、各学期の開始・終了時期の変更を推奨している。