露治安機関、クリミアでクリミア・タタール人民家家宅捜索 6名拘束

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7日未明、ロシアにより占領されているウクライナ領クリミアのクリミア・タタール系住民の複数民家に対し家宅捜索が行なわれ、6名が拘束された。

市民記者グループ「クリミアの連帯」エミネ・ジャパロヴァ外務第一次官がフェイスブック・アカウントにて伝えた。

「クリミアの連帯」は、「朝4時15分。クリミアの連帯のホットラインに、クリミアの複数の地区での家宅捜索に関する報告が入った」と伝えた。

クリミアの連帯は、午前7時の時点で、クリミア・タタール系住民の複数民家に対して7件の家宅捜索が実施されていると伝えた。

その後、エミネ・ジャパロヴァ外務第一次官は、本件の詳細について「今日朝4時、占領者が(クリミア)半島の4つの地区、7つのクリミア・タタール人家族の家にて家宅捜索を実施した。6名が拘束された。おそらく、彼らを待っているのは、皆の良く知るロシア連邦刑法典第205条5項(編集注:テロ組織活動組織・テロ組織参加)であろう」と書き込んだ。

ジャパロヴァ次官は、拘束された6名は現在シンフェローポリ市のロシア連邦保安庁(FSB)建物にて拘束されていると伝えた。

また、次官は、現在67名のクリミア・タタール人が「ロシア連邦刑法典第205条5項」にて拘束されていることを喚起し、「彼らは皆、テロリストに仕立てられようとしているのだ」と強調した。