5月27日 キーウ市地下鉄利用客 更に増加

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キーウ(キエフ)市地下鉄は、運行再開から3日目となる27日、通勤ラッシュ時の利用客は前日よりも更に増加した。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

特にプラットフォームにて人が増えており、社会的距離(ソーシャル・ディスタンシング)に適切な人と人の間の1.5メートル間隔が維持できていないところが増えている。地下鉄車両内は、一席ずつ間隔を空けて座ろうとする様子が見られるが、通勤利用客の多い「赤線」では席が全て埋まり、立って乗車する人の姿も見られた。

写真:アナトリー・シリク/ウクルインフォルム

他方で、路面電車やバスのような車道を走る公共交通機関の利用客は比較的少なく、マルシュルートゥカ(乗り合い小型バス)やトロリーバスの乗車はまばらであった。市内とキーウ州とを結ぶ交通機関も同様に利用客は多くない。

なお、キーウ市では、5月23日に新型コロナウイルス感染防疫措置の緩和第2段階が開始されており、これにともない25日から地下鉄の運行が再開されている。

また、同市へ通勤する住民が多く住むキーウ州では、26日から公共交通機関の運行が再開されている。