キーウ市、防疫緩和第2弾への移行条件を満たさず=保健省データ
更新
保健省が発表したデータにより、キーウ(キエフ)市をはじめ複数地域において、新型コロナウイルス感染状況が5月22日以降の防疫措置緩和第2弾を始めるための条件を満たしていないことがわかった。
保健省がウクライナ全土の感染状況を示すデータを公開した。
保健省のデータによれば、キーウ市の過去7日間の10万人あたりの新規感染者数は平均15.6(緩和第2弾への移行には、この数字が12未満となる必要がある)。また、病床使用率は36.12%、検査実施は10万人あたり44.77件となっている。
つまり、キーウ市は、新型コロナウイルス感染防止の防疫措置の第2弾緩和を開始する条件を満たしていないことになる。
なお、同データによれば、キーウ州をはじめ、その他の複数の州にて同様に緩和第2弾に移行する条件が満たされていない。
条件を満たしていないのは、ヴォリーニ州、ドニプロペトロウシク州、ドネツィク州、ザカルパッチャ州、キーウ州、ルハンシク州、ミコライウ州、ポルタヴァ州、リウネ州、フメリニツィキー州、チェルニウツィー州。
また、22日、キーウ州行政府広報室は、フェイスブックにて、同州は防疫措置の緩和を行わないと発表している。
同発表によれば、とりわけ、過去7日間の10万人あたりの新型コロナウイルス新規感染者数が平均13.9であり、12未満となっていないと説明されている。