「文化制限ストップ」文化業界関係者が抗議 夜空に向け光線

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5月12日夜間、ウクライナ複数の都市で、防疫措置により苦境に立たされている文化業界への支持を訴える集会が開催された。

主催するフォーラム「キーウ・ミュージック・デイズ」は、政府が作成した防疫措置の出口計画が、文化業界を考慮していないと主張した。

主催者たちは、「政府には、私たち、25万人以上の俳優、音楽家、バレエ関係者、イベント運営者、映画館、イベント企画者、照明・音声・ステージ関係技術者、装飾デザイナー、チケット販売者のためのシナリオを考えていない。私たちの分野には、何百という専門家がおり、私たちがいなければ、今日の国の現代的文化生活は想像できない」と強調した。

キーウ(キエフ)の集会の様子 写真:ユリヤ・オウシャンニコヴァ/ウクルインフォルム

同集会は、キーウ(キエフ)をはじめとするウクライナの複数主要都市にて同時開催されており、夜空に向けて光線が放たれた。

ハルキウの集会の様子 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム

キーウ・ミュージック・デイズは、この集会について「私たちを見て欲しい!私たちの声を聞いて欲しい!私たちに仕事をする機会を与えて欲しい!どうやって防疫措置脱出の包括的計画を作るか、どうやってウクライナの多層な文化分野を再生するかにつき、私たちと話して欲しいのだ!」と強調した。

なお、ウクライナでは、3月12日から新型コロナウイルス感染対策として一連の防疫措置を全国に施行している。これら措置の一部は、5月11日に緩和された。