キーウ市に粉塵嵐発生

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4月16日、キーウ(キエフ)市内にて粉塵嵐(さじんあらし)が発生している。

同日昼、キーウ市行政府の環境・自然資源局が伝えた

発表には、「秒速17〜22メートルの突風が予想されている。強風は、街の上空に粉塵の雲を作り出している。視界は非常に悪い」と書かれている。

同局は、この現象は天候の変化によるものだとし、今冬雪がほとんど降らず、基準の降水量を下回っており、地面に空気侵食が生じ、地中の水分が減少、それにより粉塵が生じたところ、それが北西の風によりキーウ市を覆うことになったと伝えた。

写真:ユリヤ・オウシャンニコヴァ、オレーナ・フジャコヴァ、マリヤ・コヴァリチューク、オレクサンドル・リャピン/ウクルインフォルム

同局専門家は、以下の勧告を守るよう呼びかけている。

・全ての窓をしっかりと閉めて、ベランダから洗濯物をしまうこと。

・外出時は、看板、電線、木から離れること。

・強風が生じた場合は、近くの建物、あるいは物陰に隠れること。

・大きな木、特にポプラの木の側に滞在したり、車両を停めたりしないようにすること。

市行政府はまた、市民に対して、防疫措置を守るよう、特に不要不急で外出することのないよう喚起している。