武漢からの退避者の2週間の隔離が終了 新型肺炎感染者なし=前保健相

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中国湖北省から退避し、ポルタヴァ州ノヴィー・サンジャリにて隔離されていたウクライナ国民と外国籍者の2週間の観測期間が終了した。新型コロナウイルスの感染者は確認されなかった。

5日、ゾリャーナ・スカレツィカ前保健相がフェイスブック・アカウントにて伝えた

スカレツィカ氏は、「14日間の観測期間が終了した。私たちは、もう荷物をまとめて、それぞれの家族、友人、日常生活に戻る準備をしている。最も重要なことは、中国からの退避者全員、飛行機乗員、同行メンバーがコロナウイルスに感染していなかったことだ」と伝えた。

同氏は、2週間、保健省が彼らの健康状態、分析結果、滞在の状況を伝えてきたと指摘した。

また、同氏は、保健省のチームは毎日熱心な活動をしているとし、「私たちは、常に連絡を取り合い、スカイプ会議を開き、複数の重要な決定を準備した。重要なことは、ウクライナでのコロナウイルス確認に向けて大規模な準備を実施したことだ。ご覧のとおり、医療システムは準備ができており、アルゴリズムも機能している」と発言した。

これに先立ち、2月20日午前11時50分、ハルキウ国際空港に中国の武漢から退避したウクライナ国民と外国籍者を乗せた特別機が到着、退避者は2週間の観測のためポルタヴァ州ノヴィー・サンジャリの医療施設に収容されていた。