ウクライナ初の新型肺炎感染者の病状は安定=保健次官

ウクライナ国内で初めて確認された新型コロナウイルス感染者の病状は安定している。

3日、保健次官であり、国家公衆衛生医師長であるヴィクトル・リャシュコ氏が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

リャシュコ氏は、「感染者は、指定の医療施設に入っており、病状は安定。医療基準から見ると、入院はしなくても良く、自宅で治療すれば良い病状だ。しかしながら、本件が最初の事例であることから、私たちの課題はそれを局地化し、国内拡散を不可能とするために、彼は入院している」と発言した。

同氏は、患者は2月21日から配偶者とともにイタリアを旅行し、その後ウクライナに帰国。咳と高熱の症状が出たのは2月29日で、その時点で入院し、3月1日に検査をし、検査結果が出たのが2日深夜であったと伝えた。

同時に同氏は、患者の配偶者は現在他者との接触を行なっていない状態だと指摘。帰国後、この夫婦は勧告に従い、近親者とコンタクトを取っていなかったと説明した。

これに先立ち、リャシュコ保健次官は、ウクライナ国内で新型コロナウイルスの初の感染事例が確認されたと発表していた