チョルノービリ立入制限区域に34年ぶりに新年ツリー登場

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チョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故により全住民が避難し、現在まで立入制限区域に指定されているプリピャチ市に、34年ぶりに新年ツリーが設置された。

25日、チョルノービリ観光協会がフェイスブック・アカウントにて伝えた

この投稿によれば、ツリーには、通常の飾りは用いられず、古い時計や原発事故以前のプリピャチ市の写真、元住民の写真などがかけられているという。プリピャチ市元住民たち自身が、この飾り付けを行ったと伝えられた。

投稿には、「新年ツリーは、家庭内の快適さのシンボルです。そのため、住民の避難したこの町には、これまでツリーがありませんでした。しかし、プリピャチには生活が戻ってきています。その生活は、普通のものではなく、観光的なものです。この廃墟となった町に、毎日世界中からたくさんの観光客が押し寄せています。彼らは、ここで世界を震撼させた私たちの歴史を学びに来ています」と書かれている。

同協会は、立入制限区域と関連施設には、国内遺産とユネスコ世界遺産のリストに加えられなければならないと強調している。