ロシアのテレビ局、ゼレンシキー大統領主演のドラマを放送へ

ロシアのテレビ局TNTは、12月11日から、ウクライナのテレビドラマ「人民の奉仕者」の放送を開始する。同ドラマの主人公は、ウクライナのヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領。

10日、ロシアのタス通信が報じた

「人民の奉仕者」は、ゼレンシキー氏の所属していたスタジオ「第95街区」が製作し、2015年からウクライナの1+1局(コロモイシキー氏所有)で放送されていたコメディードラマ。ヴォロディーミル・ゼレンシキー氏演じる主人公の無名の教師ヴァシーリ・ホロボロツィコが大統領になり活躍するストーリーで人気を博した。なお、現在のウクライナ最高会議の与党「人民奉仕者党」は、このドラマの名前と同名である。

同ドラマの放映権は、この他、エストニアのETV+局や、カザフスタンの31局、Netflixが購入している。

なお、スタジオ「第95街区」は、現在もロシアでの活動を続けているが、ゼレンシキー氏は同スタジオから籍を外しており、スタジオ創設者リストからも名前が除外されている。