歌手ジャマラさん、ホロドモール題材映画のための楽曲発表

動画

ウクライナのクリミア・タタール系歌手のジャマラさんは、ポーランド・英国・ウクライナ3国合作の映画「真実の代償」(英語名:Mr.Jones)のサウンドトラックとして制作された英語と同名の新曲を発表した。

ポーランドのアグニェシュカ・ホラント(アニエスカ・ホランド)監督のこの新しい映画は、ウクライナのホロドモール(ソ連時代の人為的大規模飢餓)を題材にしている。ジャマラさんの新曲は同映画のサウンドトラックとなる。ジャマラさんが自身のフェイスブック・アカウントに新曲のプロモーション動画を公開した。

ジャマラさんは、「私は、そのストーリーに信じられないぐらい心を動かされた。物語の中心は、普通の記者だ。その彼が、ホロドモールについての情報を世界の人々に伝えるべく、真の英雄的行動を見せるのだ。恐れを知らない人、真実のために闘う人というのは、そのために高い代償を払う。そのような考えは、私に近いものがある。その考えは、私の創作と多くの点で共鳴する」と書き込んだ。

プロモーション動画の制作監督は、カーチャ・ツァリク氏。撮影はユーリー・コロリ氏。作曲はジャマラさんで、作詞は、ジャマラさんがヴィクトリヤ・プラトヴァ氏と一緒に書いたという。

ウクライナ国内での上映開始は11月末から。