エピファニー・ウクライナ正教会首座主教の聖体礼儀にフィラレート名誉総主教が参加

25日、ウクライナ正教会のフィラレート名誉総主教は、聖ミハイル黄金ドーム修道院でのエピファニー首座主教の聖名祝日に合わせた聖体礼儀に参加した。

25日、ウクライナ正教会のイヴァン・シドル広報担当がフェイスブック・アカウントにて伝えた。

シドル氏は、「ウクライナ正教会のエピファニー首座主教の聖名祝日の聖体礼儀が行われた。生神女の庇護の下、皆が集まった。ウクライナの聖職者たち、コンスタンティノーポリやアトス山からの賓客、神学アカデミーの学生たち、信者たちである。エピファニー首座主教を歓迎し、ともに祈りを捧げるべく、フィラレート名誉総主教も訪れた」と書き込んだ。

これまでの報道にあるように、2018年12月、キーウではウクライナ正教会の統一会議が開催され、その際、統一されたウクライナ正教会が創設され、当時のフィラレート・ウクライナ正教会キーウ聖庁総主教の補佐的役割を担っていたエピファニー主教が首座主教に任命されていた。

新たに統一されたウクライナ正教会には、それまで存在していた同正教会のキーウ聖庁、自治独立派、及びモスクワ聖庁の2名の聖職者が合流した。

これを受け、2019年1月、コンスタンティノープル全地総主教庁が新たに創設されたウクライナ正教会に独立に関する文書(トモス)を付与した。

しかし、5月14日になり、フィラレート・ウクライナ正教会名誉総主教が、あたかもキーウ聖庁はまだ存在する、自身はまだ「総主教」であるとする呼びかけを行っていた。