クリミアのウクライナ正教会へエルサレムからの聖火が届く

ウクライナ南部ヘルソン州に位置するクリミアとの行政境界線上通過検問地点「カランチャク」にて、ロシア連邦に占領されるクリミアに暮らす住民のためにエルサレムからの聖火が渡された。

28日、国境警備庁アゾフ・黒海地域局がフェイスブック・アカウント上で伝えた。

エルサレムからの聖火を受け取ったのは、ウクライナ正教会のウラディカ・クリメント・シンフェローポリ・クリミア大主教。同大主教がクリミア内のウクライナ正教会信者のためにこの聖火を教会まで届けるとのこと。

また、クリミアとの行政境界線上で勤務する国境警備隊員に対しても復活祭の食べ物が渡された。

なお、ヘルソン州行政府広報室によれば、クリミアの住民へ聖火を届ける試みは、ロシアによる一時的占領開始以降、5年間連続で行われているとのこと。エルサレムからの聖火は、4月27日の復活祭前夜にヘルソン州に届けられていた。