ウジホロド市の桜が満開

多くの桜の木が植えられていることで知られる南西部のウジホロド市にて、12日、恒例の「桜まつり」が始まった。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ウジホロドの市内の桜は、今年は4月10日に開花。これから約一週間半にわたり観賞できる。

4月12日に始まった桜まつりでは、アートイベントや舞台イベント、ワインやスポーツ行事が数日間に渡って実施される。

4月12~18日にわたり、「桜の花の下で」という名の劇場芸術イベントが行われ、4月12、13日には、WOW SHOW FEST(ウォウ・ショウ・フェスト)という体操やダンスのイベントが予定されている。4月13、14日には「サクラ・ワイン」という名のワイン・フェスティバルが開催される。

観光客は、ウージュ川のそばの古都に咲く桜を観賞できる。

ウジホロドの中心部の桜は、樹齢が約100年ほどにもなる。ウジホロド市の桜の歴史は、チェコスロバキア時代にさかのぼる。ザカルパッチャ地方は、1919年から1939年までチェコスロバキアの一部であり、当時の政権が積極的にハロホウ地区(現在のウジホロド市の中心部)の開発を行っていた。同地区は良い土に恵まれていたため、当時の人々がそこに日本の「桜」と呼ばれる種を植えようと決めたのである。

桜は、ザカルパッチャ州のほかの都市でも見られる。例えば、近年は、ウジホロドの桜はムカチェヴォにも植えられている。ムカチェヴォには、長い桜並木があり、ピンクや白の桜を楽しむことができる。ほかには、ヴィノフラドウ、イルシャウ、フストでも桜が観賞できる。

写真:セルヒー・フダク、ウクルインフォルム