ジョージアの空港、英語でのウクライナの首都名をKievから正式なKyivへ変更

ジョージア(グルジア)のトビリシ市とバトゥミ市にある国際空港は、ウクライナ諸都市のラテン文字表記を正式なものに変更した。

21日、ジョージア・オンライン通信が伝えた。

報道には、「トビリシとバトゥミの国際空港は、ウクライナの名前の表記を変えた。ラテン文字での都市の名前の転写に関するものである。ウクライナ側の説明によれば、これまで複数の都市名のラテン文字での表記が、ロシア語の転写で書かれていたのだが、これが全て公式なものに正された」と書かれている。

これにより、ジョージアのこれらの空港では、ウクライナの首都キーウ(キエフ)はKievからKyivへ、リヴィウはLvovからLvivへ、オデーサはOdessaからOdesaへと変更されている。

これに先立ち、2018年、ウクライナ外務省は、戦略コミュニケーション・センター「StratCom Ukraine」とともに、外国の主要マスメディアに対して、ソーシャルメディアなどで、ウクライナの首都名を「Kiev」ではなく、ウクライナ政府が採用している表記「Kyiv」を使用するよう勧告するオンライン・キャンペーン「#CorrectUA」を展開していた。

なお、これまでにも、ロンドン、ブダペスト、タリン、ワルシャワ、イスタンブル、ブカレストの空港がウクライナの英語での首都名をKievからKyivへ変更したことが伝えられている他、英国の一般紙ガーディアン(The Guardian)も同紙にて同様にKyivを採用したことが報じられている。

写真:georgia-index.com