トルコとルーマニアの首都の空港もウクライナの首都名をKievからKyivへ変更

トルコとルーマニアの首都の空港もウクライナの首都名をKievからKyivへ変更

ウクルインフォルム
トルコのイスタンブルとルーマニアのブカレストの空港が、ウクライナの首都キーウ(キエフ)の英語表記をKievから正式なKyivへ変更した。

イスタンブルの変更については、20日、オレクサンドル・ハマン駐イスタンブル・ウクライナ総領事が自身のツイッター・アカウントに書き込んだ。

総領事は、「今日から、イスタンブル・アタテュルク空港からの飛行機は、Kyiv、Kharkiv、Lviv、Odesa( #KyivNotKiev, #KharkivNotKharkov, #LvivNotLvov, #OdesaNotOdessa)に飛んでいく。イスタンブル・アタテュルク空港に対して、イスタンブル総領事の要請に迅速に対応していただき感謝する」と書き込み、同空港の離着陸パネルの写真と同駐イスタンブル総領事が同空港から受け取った返答の書簡を掲載した。

同書簡には、「私たちは、『ウクライナの地名のローマ字化』に関するあなた方の書簡を受け取った。私たちは、本件の受け止めを理解しており、私たちの企業サービス全てに対して、あなた方の要請に応じた対応をすることを伝えたことを報告したい」と書かれている。

また、ブカレストにおける変更に関しては、同日、オレクサンドル・バンコウ駐ルーマニア・ウクライナ大使が自身のフェイスブック・アカウントで伝えた。

同大使は、「今日、ヘンリー・コアンデ記念ブカレスト国際空港が、ウクライナの正しい首都名Kyivを利用し始めた」と伝え、「協力とサポートにつき(空港の)運営局に感謝する!」と書かれている。

これに先立ち、2018年、ウクライナ外務省は、戦略コミュニケーション・センター「StratCom Ukraine」とともに、外国の主要マスメディアに対して、ソーシャルメディアなどで、ウクライナの首都名を「Kiev」ではなく、ウクライナ政府が採用している表記「Kyiv」を使用するよう勧告するオンライン・キャンペーン「#CorrectUA」を展開していた。

なお、これまでにも、ロンドン、ブダペスト、タリン、ワルシャワの空港がウクライナの英語での首都名をKievからKyivへ変更したことが伝えられている他、英国の一般紙ガーディアン(The Guardian)も同紙にて同様にKyivを採用したことが報じられている。


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