ウクライナ東部の住民皆を「分離主義者」と呼ぶのは、恥ずべきこと=被占領地域問題省次官

トゥーカ一時的被占領地域・国内避難民問題省次官は、「ウクライナ東部の住民は皆分離主義者」という言説は、恥ずべきものであると指摘した。

13日、同次官が、ウクルインフォルムで開催された討論会「被占領下ドンバスへのウクライナ主権回復への道:大統領選挙前の国民の考え」の際に発言した。

トゥーカ次官は、「残念ながら、現在まで『東部住民は皆分離主義者だ』というような言説が拡散されているが、これは恥ずべきものであり、国民の意識に対する全く受け入れられないマニピュレーションである。他方で、ドネツィク・ルハンシク両州の住民の間に、どれだけ困難なプロセスが進行しているかを理解しなければならない」と発言した。

なお、今回の討論会には、トゥーカ次官の他、「民主イニシアティブ基金」のイリーナ・ベケシキナ代表、「強いコミュニティ」運動のヴァレンティン・クラスノピョロウ調整員、選挙問題専門の市民団体「オポーラ」のオレクサンドル・クリュジェウ分析員等が参加した。

討論会の参加者は、ロシア侵略を止め、被占領下ドンバス地方の主権回復に向けた妥協について、また、政治闘争がドンバス地方の平和達成の展望にどのような影響をもたらすかといった問題を議論した。