ドネツィク州の炭鉱労働者、ハンガーストライキ開始から9日目

国営企業「セリドヴェ炭鉱」の従業員4名が、未払い給料の支払いを求めて開始したハンガーストライキが9日目に入った。彼らの診察をした医師は、体温の上昇、倦怠(けんたい)感、ふるえが確認されているという。

10日、ウクライナ独立鉱業労働組合のミハイロ・ヴォリネツィ組合長が自身のフェイスブック・アカウントにて伝えた。

ヴォリネツィ組合長は、「セリドヴェ炭鉱では、すでに9日間、従業員がハンガーストライキを続けている。4名とも、医師により、体温が37度以上に上昇し、倦怠感とふるえを感じていることが確認された」と書き込んだ。

これら従業員は、約半年にわたって給料の未払いが続いていることを理由に、1月2日にハンガーストライキを開始していた。1月4日、同炭鉱従業員には、6月分と9月分の未払い分給料が支払われていたが、彼らは未払い分が完全に支払われるまで抗議を続けると述べていた。

ヴォリネツィ組合長は、従業員には、2018年9月~12月の支払いが行われていない他、過去数年にも未払いがあると述べている。