警察、ショッピングモール「オーシャン・プラザ」での抗議参加者1名を連行

28日、警察は、キーウ(キエフ)市内のショッピングモールで抗議をしていた男性1名を警察署へ連行した。

キーウ市警察の広報担当であるオクサーナ・ブリシチュク氏がウクルインフォルムにコメントした。

ブリシチュク広報担当は、「男性1名を警察署へ連行しました。活動は続いています。しばしば、施設従業員と活動家の間で言い争いが生じています。警察は現場で、法秩序を確保しています」と述べた。

活動に参加している団体「ソキル」は、フェイスブック・アカウントで、同団体の副代表であるイヴァン・コセンコが拘束されたと発表した。

なお、前日に続き、11月28日もショッピングモール「オーシャン・プラザ」では、「ソキル」メンバーをはじめとする活動家により、抗議運動「ロシア・ビジネス反対」が行われている。

27日には、抗議者が発煙筒を焚いたり、ペンキを撒いたり、壁に「買うな!」「ロシアのビジネスはウクライナから出て行け!」等と施設の壁に書いたりしていた。

同施設の運営は、モスクワに登録されている株式会社「ネドヴィジモスチ」が行っており、この会社の所有者はロシアの富豪であるイーゴリ・ロテンベルグ氏である。イーゴリ・ロテンベルグ氏は、プーチン・ロシア大統領に近い人物の一人として知られる。

写真:ヴォロディーミル・ナザレンコ、フェイスブック