国連報告書:今夏、被占領下クリミアで22件の人権侵害事例を確認

国連人権監視団は、2018年5月16日から8月15日までの期間で、クリミアにおいて22件の人権侵害を確認した。

国連人権監視団のウクライナの人権状況に関する四半期報告書に書かれている。

報告書には、「国際連合人権高等弁務官事務所(OHCHR)は、報告期間中に47件の人権侵害を記録した。そのうち27件が報告期間中に発生した事例であった。ロシア政府は、そのうちの22件の人権侵害に責任があり、ウクライナ政府は3件に責任がある」と書かれている。

同監視団は、クリミアで行われている監視は「ウクライナ大陸側から遠隔体制で実施」されたと指摘している。

また、同監視団は、「ロシアは、国際人道法に違反する形で自らの国内法を適用している。また、同国は、いくつかの事例で占領以前の出来事に対して国内法を適用させている」と指摘した。